国内男子プロゴルフ、2022年の賞金王に輝いたうるま市出身の比嘉一貴プロが、沖縄のジュニア世代の育成を目的としたゴルフカップを開催しました。

26日に開催された「比嘉一貴invitationalジュニアゴルフカップ」。子どもたちとプロの選手が一緒にプレーをする大会で、県内の小中高生15人が参加しました。

今年から参加資格も難しくなり、優勝者にはプロが出場するトーナメントなどの出場権が与えられます。

比嘉一貴プロ
「人数が多くなればなるほど、自分が一緒に回れる時間が1ホールが限界だった。それだと一緒に回る子が緊張して打ち解けずに終わってしまっていると感じたので、もっと一緒にプレーできたら良いなというところで、ことしは人数を減らして、レベルを上げたいと思って」

一緒にコースを回るだけでなく、交流の場も。本部高校の同級生・照屋佑唯智プロとともにアプローチ対決で技術を披露したほか、質問タイムも設けられました。

ジュニア・女子選手
「どんなマインドでプロテストとかQTに挑んでいるのか教えて下さい」

比嘉一貴プロ
「気合いが入るトーナメントって空回りすることが多い。いつも通りできる環境を自分のなかで出来た方が、いつも通りの実力が出せると思う」

憧れの選手からアドバイスを受けたジュニアたち。プロと一緒にコースをまわる貴重な機会を楽しんでいました。

ジュニア・女子選手
「自分は男子寄りのゴルフが好きなので、それを見て盗めるところと、ギャラリーさんよりも近くで見られるっていうのが、他の大会とは違うポイントかなと思います」

ジュニア・男子選手
「(比嘉一貴プロについて)身長が低くても飛ばしたり、すべて総合的に上手いところがすごい」

子どもたちに目指されるプロゴルファーになりたいと語る比嘉プロ。この日はジュニアのレベルが年々上がっているのを感じました。

比嘉一貴プロ
「全国的にも沖縄の選手は、強いって言われることが多いので、そういう選手がこれからも続いて欲しいと思います」

ジュニア大会の結果は、男子の部は山本龍之介さん、女子の部は當山由菜さんが優勝しました。