糸満市で7日ヤギの初競りが開かれ、この日一番のヤギが史上最高値で競り落とされました。
南部家畜市場で開かれたヤギの初競り。競りの幕開けを飾る「華ヤギ」には最高値を記録した去年を10万8000円上回る39万円の値がつけられ、市場にはどよめきが広がりました。
▼佐久本準 さん(久米島から初めて競りに参加)
「まさか華ヤギに選ばれるとは思っていなかったので、自分でもびっくりしています」
コロナ禍での需要低迷により、県内のヤギの飼育頭数が大きく減ったのに対し、現在ヤギ料理は県民はもとより観光客からも人気が高まっていて、ヤギ肉は高値で取り引きされています。
▼南部家畜市場 野原実 場長
「キロ単価も去年より上がりまして、雄が1600円台、雌が1200円台。ヤギバブルと言っていいんじゃないですかね」
▼沖縄山羊牧場 長濱義一 さん
「ヤギ農家さんに感謝の気持ちを込めて落札させていただきました。去年の価格くらいかなと思っていたんですが、それを超えたのでびっくりです」
39万円の史上最高値がついた華ヤギは、来月オープンするヤギ料理店で提供される予定だということです。