去年初めてプロ野球選手を輩出し、今年は春のセンバツ甲子園に野球部が出場することで名をあげている、エナジックスポーツ高等学院。実は、ゴルフ部にも名プレーヤーがそろっています。女子部員は8人。全員がダイキンオーキッドアマチュアゴルフ選手権に出場します。

全国高等学校ゴルフ選手権・緑の甲子園で優勝し、アメリカ大会に日本代表として参戦した2年の仲村梓。沖縄女子ゴルフ選手権大会で優勝した1年の宮野絆央。高校総体で優勝した1年の片岡彩実里。更に、日本女子オープンにも出場した新垣くららや、徳重藍、関華も台頭し、全国大会団体の部4位で入賞しています。

▼仲村梓
「エナジックスポーツはスポーツに専念した学校なんですけど、
ゴルフ部は元気いっぱいな子が多いです。特に負けず嫌いが多いのでゴルフ部内での競争もあったりして伸びていると思います」

1年生には県外から沖縄に引っ越してきたメンバーも…。

――どうして沖縄に来てゴルフをしようと思った?

▼宮野絆央
「自分長崎県なんですけど練習環境が整っているのが一番の決め手で、
ここだったらゴルフに集中できるし、親もと離れて人としても成長して
レベルアップできるかなと思って選びました」

――ホームシックになりませんか?

▼片岡彩実里
「ちょっと寂しくなったりするから親と電話とかよくしています」

▼徳重藍
「自分より上手い人たちと生活したり練習ができたりするのでそういうところで成長できるなと思います」

仲村は108キロのおもりを太ももで50回持ち上げることができます。

――ウェイトトレーニングもゴルフにつながる?

▼仲村梓
「はい。高校入って下半身とかもトレーニングしだして、安定感も増えました。上半身もやるんですけど、パワーもつきましたし、持久力とかそういうのもつきました」

――飛距離も伸びた?
「伸びました。10ヤード20ヤードは伸びたと思います」

週に1回、室内練習場で行う「ピラティス」の授業は、野球部もゴルフ部も合同。インナーマッスルを鍛え、ストレスの軽減にもつながるということです。

創立3年目のエナジックスポーツ高等学院。生徒は、総勢67人。その9割が男性です。

▼阿嘉周一監督
「ダイキンオーキッド自体が、沖縄で開催される唯一のトーナメントになりますので、各自がそれぞれ思いがあります。是非この中から4人輩出したいですね」

阿嘉監督に、選手の強みを聞きました。

▼阿嘉周一監督
「仲村は負けず嫌いで、ショットメーカーでもあるのでショットで攻めていける選手。新垣は)ルフを楽しんでいる選手の一人。プレッシャーがある中でもゴルフを1番楽しんでいるんじゃないかなと思います。宮野はパワーヒッターで来た時からパワーに突出していました。技術がだいぶ進歩してきたなと思っています」

「片岡はオールラウンドプレーヤー。満遍なくこなすタイプで短所がない。関華はショットメーカーでもある。メンタル的にコントロールが効かなくなるので、もっと自分に自信をもったプレイができる普段からひとりで練習してほしい」