24日午後、高野連が発表した、春のセンバツ甲子園に出場する32校。沖縄からは2校が選出され、吉報を待ちわびた選手たちは喜びを爆発させた。

2年ぶりの出場が決まった沖縄尚学は去年、県大会、九州大会を制し、明治神宮大会にも出場。最速150kmの1年生左腕、末吉良丞が中心となり、2年生の野手陣らがバックで支える。

粘り強く守備から攻撃に繋げる全員野球で、1999年、2008年以来となる3度目のセンバツ優勝を目指す。

▼沖縄尚学 比嘉公也監督
「沖縄尚学高校の甲子園での通算勝利数が26勝。ぜひこのチームでまずは30勝達成を一つの目標に掲げています」

▼沖縄尚学 眞喜志拓斗主将
「センバツ甲子園に出場できることをうれしく思います。ですが自分たちは “甲子園で勝てるチーム” を目指してきました。これからも自分たちの野球ができるよう頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします」

エナジックスポーツ高等学院には、グラウンドでの練習中に初の甲子園出場の知らせが。去年夏は県大会決勝で敗退、あと一歩のところで逃した甲子園切符を掴み取った。

▼エナジックスポーツ高等学院 砂川誠吾主将
「自分たちの代で初出場できるのは、すごくうれしいことだと思います。これを誇りに甲子園という地でも正々堂々と戦っていきたいです。エナジック旋風を起こして甲子園で優勝することが目標なので、そこにたどり着けるように練習を厳しくやっていきたいと思います」

近年、躍進を見せるエナジックスポーツの特徴は、選手達が自ら考え、攻撃を仕掛ける「ノーサイン野球」。去年秋の九州大会でも持ち味を発揮し、堂々の準優勝。創設3年目で、悲願の甲子園出場を決めました。