本島中部のうるま市で、イノシシが住宅街の道路や工場付近を徘徊しているのとの目撃情報が複数寄せられ、市や警察などが警戒を呼び掛けています。

警察によりますとイノシシの体長は約70センチ、体高は約50センチで、黒っぽい茶色の毛並みをしているということです。これまでに人的被害は確認されていません。

今月に入ってこれまでに具志川小学校付近での目撃情報があるほか、17日には海に近い田場地域で昼頃に通報が3回相次いでいます。

うるま市の鳥獣被害防止計画では、山林が多い石川地域でのイノシシの被害を想定していて、住宅が広がる田場地域での目撃は非常に珍しいということです。

イノシシの市街地出没は「非常に珍しい」

市では公式LINEを使って注意喚起しているほか、学校の下校時間の見回りなどの対策を取っています。また猟友会が罠を仕掛けて捕獲を試みているということです。

【18日午後6時更新】
うるま市田場区によりますと、出没していたイノシシは罠で捕獲されました。