那覇市内で手や足、口の中などに発しんができる手足口病の患者報告数が増えていることから、那覇市は警報を発表し、感染予防を呼びかけています。
手足口病は、手や足、口の中などに2ミリ~3ミリの水疱を伴う複数の発しんが出る感染症で、主に夏ごろに2歳以下の子どもを中心に流行するとされています。

那覇市によりますと先月30日から今月4日の間に、市内7か所の定点医療機関から報告された手足口病の患者数は、1医療機関あたり6.43人でした。
この患者数は前週の約1.7倍にあたり、警報レベルの基準値である5.0人を超えたことから、那覇市は10日、「手足口病警報」を発表しました。
県によると、手足口病の感染者は那覇市以外でも増えていて、県内全域で警報レベルを超える見込みだということです。
那覇市はさらなる感染の拡大を防ぐため、石けんを使った手洗いや使用済みオムツの適切な処理など感染予防に努めるよう呼びかけています。