南城市議会の特別委員会は21日、市役所内のハラスメントの実態を把握するため、市の職員など約600人を対象に行ったアンケート結果を、市議会のHPで公表しました。

公表された文書では、古謝景春市長に「腰、お尻、胸を触られた」「キスされた」「卑猥な言葉をかけられた」など、市長によるセクハラの告発が9件に上ったことが記されています。

アンケートの集計結果では、セクハラを訴えたのは23人とされていて、このうち9件が古謝市長関連だったことになります。

回答にはこのほか、「(セクハラが)トラウマとなっており、古謝市長を見ると体調が悪くなる」「報復があるのではないか」といった、声をあげにくい状況を訴える記述もありました。

また、ハラスメントに関する相談窓口について、プライバシー保護への不安や、人事異動などの不利益、行為のエスカレートを不安視する声、問題解決にならないといった回答が合わせて66%を占めました。