厚生労働省は5日、去年の人口動態統計を発表しました。沖縄県の合計特殊出生率は1.60と全国一高かったものの、過去最低を更新しました。
合計特殊出生率は女性1人が生涯に産む子どもの数の指標となるもので、2023年、沖縄県は全国平均の1.20を上回る1.60となり、39年連続で全国一となりました。

一方で、統計が残る1975年以降で最も低かった2022年の1.70を0.1ポイント下回っていて、過去最低を更新しています。
また、去年1年間に産まれた子どもの数は2022年より1045人減って1万2549人となり、こちらも過去最少となっています。
このほか、人口1000人あたりの離婚の割合を示す離婚率は2・20と全国で唯一2を超えていて、21年連続で最も高くなっています。