蚊を媒介して感染するデング熱の患者が那覇市で確認されました。沖縄県内でデング熱の感染が確認されたのはことし2例目です。

那覇市によりますと、先月下旬に市内の医療機関からデング熱患者の届け出がありました。県内でデング熱の感染が確認されたのはことし2例目です。

感染患者は、東南アジアから帰国して2日目に40度の発熱があったため医療機関を受診し、デング熱の陽性と診断されました。
症状は軽症です。

デング熱は人から人には感染せず蚊を媒介とする感染症で、今回の感染患者は帰国後に蚊に刺されていないということで、デング熱の感染が県内で拡大するリスクは低いということです。

那覇市保健所はデング熱の流行地に渡航する際には、虫よけスプレーを使用するなどして、蚊に刺されない対策をするよう呼び掛けています。