金武町のダムで魚が大量に死んでいるのが確認されました。
植物プランクトンの大量発生による酸欠が原因とみられています。

愛久澤記者
「植物プランクトンの大量発生で、このようにダムの水が緑色に変色しています。この影響で酸欠により死んだとられる魚が大漁に浮かんでいます」

北部ダム統合管理事務所によりますと、21日朝に金武ダムの見回りをしていた職員がダムの北側のエリアで100匹以上の魚が死んで浮かんでいるのを発見しました。

魚が浮いていた付近の水は植物プランクトンが大量発生し緑色になる”アオコ”と呼ばれる現象が起きていて、このプランクトンが水中の酸素を消費したため酸欠により魚が死んだとみられています。

金武ダム管理支所・備瀬知康さん
「現在死んで見つかっている魚は一部の魚で、毒物の可能性は低いのではないかと」
「水質調査を進めていますので、その結果も出次第、報告します」

また、去年から続く少雨傾向の影響で金武ダムの水位も下がっていますが、今回の大量死との因果関係は分かっていません。

金武ダムでは例年、この時期に気温が上がると時折”アオコ”が確認されていたということですが、今回のような魚の大量死は金武ダムの運用が始まった2014年以来だということです。