法定金利を超える高金利で金を貸しつけ、利息を得るヤミ金。今月14日には貸付け総額が4億円にものぼるとされる、ヤミ金グループの男9人を逮捕しました。”トクリュウ”とも称されるヤミ金グループの手口と実態についてお伝えします。

5万円から始まったヤミ金地獄

ヤミ金業者
「元々分かっててお前が借り入れしたんだろ?おい。自分の状況が悪くなったら法律に頼ってるんだろ?お前が」
Aさん(当時・債務者)
「でも今まで私遅れずに、それもそちらも相当儲けてると思うんですよ
ヤミ金業者
「いくら儲けてるとか関係ないから。約束が違うだろってお前が払う気ないんだったらこっちはとことんやってやるからな。お前の顔写真も押さえているし、お前の子どもの顔写真も押さえているからな」

いわゆる「鬼電」とも呼ばれる、執拗な取り立てで債務者を追い込むヤミ金。
2月14日に逮捕された男9人を含むグループは全国で4200件、少なくとも600人以上に併せておよそ4億円を貸しつけた疑いがもたれています。

Aさん(当時・債務者)
「もう本当に安易な気持ちです。もう絶対これくらいなら全然返せるという本当に安易な気持ちから借りてしまったことからが、もう本当に地獄の始まり」

このヤミ金グループに合わせて200万円以上を支払ったAさん。相手はヤミ金と分かっていても、返せるから大丈夫。その安易な気持ちから始まった地獄はさらに深みにはまっていきます。