マイナ保険証をめぐりトラブルを調査した結果が25日公表され、大分県内でも半数を超える医療機関でエラーが発生していたことがわかりました。

医師や歯科医師でつくる県保険医協会は25日会見を開き、マイナ保険証をめぐるトラブルの調査結果を公表しました。

マイナ保険証はマイナンバーカードに健康保険証の機能がひも付けられていますが、全国的にトラブルが相次いでいます。

アンケートは医療機関585件のうち117件から回答が寄せられ、半数以上の65件が「トラブルがあった」と答えました。内容については「名前や住所の漢字が表記されない」や「カードリーダーでエラーが出る」が大半を占めています。

県内でもトラブルが多くマイナ保険証の導入は現場の声を無視しているとして、県保険医協会は25日付けで政府に対し現行のカードや紙の健康保険証廃止を撤回するよう求める要請書を送付しています。