大分県内は、インフルエンザの患者数が3週連続で増加し、県が早めのワクチン接種を呼びかけています。
寒気が流れ込んだ影響で22日の県内はこの秋一番の冷え込みになりました。最高気温は大分市が午前5時前が18.8度、由布市湯布院でも15度など日中も上がらず11月中旬から下旬並みとなりました。
(街の人)「寒いです。去年より寒くなるのが早くて長袖できょうから登校しました」「薄着のタンクトップでいこうこと思ったけど寒くて」

寒さで心配されるのがインフルエンザです。県内では例年より1か月早く流行入りしていて、10月19日までの1週間に確認された患者数は1医療機関あたり3.45人と3週連続で増加しました。
(県健康政策・感染症対策課 医師池辺淑子課長)「これから急に冷え込むとインフルエンザが感染力を持った状態が長くなる」
保健所別でみると大分市が6.47人と最も多く、西部が5人などと続いています。
また、22日も大分市と日出町の小・中学校で学級閉鎖が出ています。
(池辺淑子課長)「流行が広がって気をつけないといけないとなったときに、例年冬休みに入るので一旦学校での感染拡大は落ち着く。今年は早いので、学校現場での対策をより強化するのが大事になってくるかもしれない」
県はこまめな手洗いや咳エチケットなど感染対策に加えて早めのワクチン接種を呼びかけています。