去年一年間、大分県内で発生した労働災害の死者数が過去10年間で最多だったことを受けて、大分労働局は22日から3月末までを労災防止強化期間として事業所への指導を徹底します。

大分労働局によりますと去年一年間、県内で起きた労災による死者数は16人で、前の年より7人増え、過去10年間で最多となりました。これを受けて大分労働局は22日から3月末までを「労災防止緊急対策強化期間」に設定し、県内120の団体に対し、労働現場での安全点検の徹底を文書で要請しました。

(大分労働局・佐藤広道局長)「年度末は業務が煩雑になる時期でもあるので今までと同じような周知に加えてひとり一人に伝わるような伝え方をお願いしたい」

大分労働局は期間中、各事業所に出向き、適切な労災防止対策を講じるよう指導します。