今回は初のインターハイ出場を決めた大分舞鶴高校の弓道部です。その強さの秘密に迫ります。

部員25人が日々稽古を積む大分舞鶴高校の弓道部。6月行われた県高校総体では女子が団体優勝し、初のインターハイ出場を決めました。


(3年キャプテン・佐藤妃菜子選手)「信じられなかったです。日頃から学校での生活態度を改めたりして、気を引き締めたことがつながったんだと思います」


弓道はおよそ2メートルの弓を引いて矢を放ち、28メートル離れた直径36センチの的を狙います。的に当たるか否か、シンプルな競技だからこそ精神力がカギを握るといいます。

(佐藤妃菜子選手)「緊張したら結構手とか足とか震えてしまうんですけど、自信を持って引けたらすごく良い矢が出るので、気持ちの持っていき方が重要になるスポーツだと思います」

大分舞鶴は学校に弓道場がないため、一般の人も利用する大洲総合運動公園の道場で日々稽古を積んでいます。

(3年・岡田千沙選手)「大分県の大会はここであるので試合形式で練習するときに忠実に再現できるところがメリットだと思う。大洲の道場に来られる一般の方からはたくさんアドバイスをもらえて上手になったねと言ってもらえるのですごくありがたいです」


女子部員17人のうち3年生は3人、佐藤主将、岡田選手ともう一人の3年生・吉田光選手は、1年の冬に新人戦の助っ人として誘われたのをきっかけに弓道の虜になったといいます。

(3年生・吉田光選手)「助っ人みたいな感じで入部することになったんですけど、実際にやってみるとすごく難しくて奥が深い競技でどこまでやってもゴールがないというか、突き詰め甲斐のあるスポーツだなと思いました」


選手5人が4射ずつ合計20射の命中を競うインターハイ。初の全国の舞台で3年間の集大成を発揮しようと意気込んでいます。

(佐藤妃菜子キャプテン)「(7月2日に)九州大会があったんですけど、良い結果が残せなくてみんな悔しい気持ちをいま持っているので、しっかり予選を通過して1勝でも多く勝てるように頑張ります」