本格的な夏のシーズンを迎えた今月、大分県中津市耶馬渓で「夏の新そば」が解禁されました。暑さを吹き飛ばす人気の冷やしそばを紹介します。
大分県内有数のそばの産地、中津市では本耶馬渓産の新そばが今月から解禁となり、7店舗で提供されています。道の駅耶馬トピアでもたくさんの観光客が訪れひと時の涼を味わっています。
(食べた客)
「(新そば)初めて食べたんですけど、コシがあっておいしかったです」
「やっぱり夏は冷たいそばに限るし、そば感を感じてとてもおいしいそばでした」
「清涼感があって、またがんばろうという気持ちになります」
耶馬トピアでは新そばをよりおいしく味わってもらおうと、新メニューを考案。暑さを乗り切るのにぴったりの食材を使ったメニューが「夏野菜冷やしぶっかけそば」。ナスやオクラといった夏野菜に梅干しをトッピングし暑さによる疲れを和らげてくれそうな一品です。
(耶馬トピア・高橋和美支配人)
「米酢りんご酢を組み合わせてかけているので、さっぱりした味に仕上がっています。食欲が落ちるときですからぶっかけで何とか暑い夏を乗り切ってもらえればと思います」
一方、そば打ちの愛好者が自分で打ったそばを客に提供する「ひとつぼそば屋さん」。店の奥本寿さんは定年退職をきっかけに趣味でそば打ちを始めました。もともと料理が好きで家族にふるまっていたそうで、屋号の「咲夢」は孫の名前にちなんで付けました。自分が作ったそばを客に食べてもらうのが楽しみといいます。
(奥本さん)「うまくできた時はいいのができたと思う。難しいところが面白み。新とつくと食べてみたいという感じがありますね。冷たいざるそばが新そばだったら色合いもいいし、おいしいと思います」
ひとつぼそば屋さんの手打ちそばは冷たいざると暖かいかけで味わえます。清涼感あふれる耶馬渓の新そばは香り高く出来は上々ということで、つるっとしたのど越しで暑い夏を乗り切ってはいかがでしょうか。