今回は4年ぶりにインターハイ出場を決めた大分南高校男子バレーボール部です。
3年生4人を中心とした部員26人で活動する大分南高校男子バレーボール部。2021年から大分県内の大会で全て優勝してきた強豪・大分工業に県高校総体で勝ち、4年ぶりにインターハイ出場を決めました。
(3年生・鈴木結翔キャプテン)「インターハイは絶対勝ち取りたいと思っていたので、勝って嬉しかったです。自分たちで考えるというバレーをモットーとしていて、チーム全員で成長していくようなチームです。」

自主性を重んじる大分南は練習メニューを選手自身で考えた上で、監督と相談して決めています。
1、2年生の多い若いチームは伸びしろ充分。中でも攻撃をけん引する2年生の前畠怜和選手は、ジャンプ力をいかし、高いから鋭いスパイクを打ち込みます。身長179センチですが、最高到達点は320センチです。
(2年・アウトサイドヒッター 前畠怜和選手)「大分県では一番高いと思うので高さを活かしたスパイクを武器にしています」

現状に甘んじることなく前畠選手は全国の舞台を見据えています。
(前畠怜和選手)「全国のブロックの高さは自分の高さより高いと思うので、しっかりブロッカーを見て、ブロックを利用して決めていきたいです」
もう一人の2年生嵯峨慎人選手は、スパイクに加えレシーブも得意とし、攻守にわたってチームを支えます。
(2年・アウトサイドヒッター 嵯峨慎人選手)「(自分にとって)初の全国大会なので観に来ている人たちから注目を浴びるような選手になって練習してきたことを全部出し切るという気持ちでやりたいです」

全国の舞台を何度も経験している柿原茂徳監督の元、選手たちが自ら考え、さらなるレベルアップを目指しています。
(柿原茂徳監督)「もっと粘り強く気持ち的にもプレーにも。全国で勝つためには九州で勝つためにはどうしなきゃいけないのかというのをひとりひとり考えないと」

(鈴木結翔キャプテン)「1、2年生主体という部分が多くて、まだまだ若いプレイヤーで伸びしろがあるので、その若さと3年生の引っ張る力強さで、全国ベスト8以上を目指したいと思います。」
選手たちにとって初めての全国大会出場でチームはさらなる進化を遂げていきます。
