大分県が災害用に備蓄し定期的に入れ替える食料などの物資が30日、子ども食堂の支援のため無料配布されました。
県は東日本大震災と同規模の災害時に想定される避難者18万人分の物資を県内16か所に常時保管しています。このうち、消費期限が1年に迫った食料品などを毎年子ども食堂とフードバンクに寄贈していて、今年は希望があった40か所に配布されます。
県庁で30日、19の子ども食堂の関係者がアルファ米やレトルトカレーといった食料品や生理用品などを受け取りました。
(子ども食堂関係者)「ものすごく助かります。年末年始は特に要り用が多くなるんで」「ひとり親世帯の方は子どもさんには食べさせてあげたいので、こういうご提供があると喜ばれます」
今年度、入れ替える災害備蓄物資は県立高校や大学にも無料配布され、防災教育などに役立てられます。