増加傾向にある家庭での子どもの虐待に迅速に対応するため、児童相談所と警察などが連携した訓練が行われました。
この訓練は児童虐待防止推進月間の11月に毎年行われていて、児童相談所の職員や警察などおよそ60人が参加しました。子どもが虐待を受けている疑いのある家庭を児童相談所の職員が訪問したものの、保護者が面会を拒否したという想定で弁護士などの立ち合いで強制的に子どもを保護する手続きを確認しました。
(県中央児童相談所・河野洋子所長)「児童虐待は早期発見、早期対応がとても大切です。こうした訓練を行うことで、いざという時の役割を確認できたのがとても良かったです」
家庭での子どもに対する虐待は増加傾向にあり、昨年度県内の児童相談所が対応した通報は前の年度を122件上回る1786件に上ります。児童相談所では子どもの虐待が疑われる場合は、迷わずに虐待対応ダイヤル189を利用してほしいと呼びかけています。