大分県内のインフルエンザの患者数が3年11か月ぶりに警報水準を超えたことから、県は29日、警報を発令し感染予防を呼びかけています。
県によりますと、11月26日までの1週間に県内58医療機関で確認されたインフルエンザの患者数は前の週の1.37倍となる2016人でした。1医療機関あたりの患者数が警報基準の30人を超える34.76人となったことから、県は警報を発令しました。警報基準を超えたのは3年11か月ぶりで、11月下旬での発令は現行の調査開始以来、2番目に早くなっています。
保健所別の1医療機関あたりの患者数は西部が51.4人と最も多く大分市が43.29人東部が40.25人と続き、この3つのエリアでは警報基準を超えています。

県は今後、更に感染が拡大する恐れがあるとして基本的な感染対策のほか、体調に異変を感じたらちゅうちょなく休むといった対応を呼びかけています。