介護報酬354万円を不正に請求した大分県別府市の事業所に対して、県は3か月間新規利用者の受入れを制限する行政処分を行いました。

業務の一部停止3か月の行政処分を受けたのは、別府市でデイサービスを提供する、通所介護センターゆうゆうの郷白雲山荘です。

県によりますとこの事業所は去年12月から今年5月にかけて、介護職員の人員配置やサービスの提供時間が基準を満たしていないにも関わらず、およそ354万円の介護報酬を別府市に不正に請求していました。

今年6月、県が定期的に実施する運営指導に入った際、介護報酬を不正に請求していた疑いが発覚。8月には特別監査に入り、実態調査を進めた結果、不正請求が確認されたということです。県は事業所に対して今年12月から3か月間、新規利用者の受入れを制限する行政処分を行いました。

事業所は不正請求を認めていて、県は今後、別府市と返還に向けた手続きを進めるということです。