高齢化が進む団地内の移動手段を確保しようと、大分市で小型の電気自動車を走らせる実証実験に向けた乗車会が17日、行われました。

大分市は高齢化が進む団地に暮らす住民の買い物や通院といった移動支援を目的に小型の電気自動車を使った実証実験を始めます。

郊外にある実験場所の富士見が丘団地では17日、住民らを対象とした事前の乗車会が行われました。車両は時速20キロ未満で走行し、運転手を除き5人が乗車できます。サービスには、予約が必要で、団地内の隅々を巡る自由経路と予約がいらない定期経路の2種類があり、誰でも無料で利用できます。

(乗車した住民)「普通の車に乗っている感じで、音は静かだし便利がいいと思った」

実証実験は11月20日から12月22日まで実施され、大分市は利用状況をもとにニーズや課題を洗い出します。