様々なイベントなどに活用されている大分市中心部の「お部屋ラボ・祝祭の広場」。設計の目玉として整備されたのが可動式の屋根ですが、オープン以来、屋根が動いていないという実態が分かりました。いったいなぜなのでしょうか?

広場のコンセプトは「可変性」なのに…

大分市中心部の一等地に位置する「お部屋ラボ・祝祭の広場」は今年9月、完成から4年が経ちました。

井口キャスター:
「祝祭の広場は可変性をテーマに作られていて木々も動かすことができ、大型屋根も動かせるんです」

中心部のにぎわい創出のため、市がパルコ跡地におよそ30億円をかけて整備した祝祭の広場。デザインは市民参加型の公開プロポーザルや選考委員会によって決定しました。その際、支持されたコンセプトは「可変性」。「可動式屋根」はその目玉とされていました。

屋根はガラス製で、長さ19m、幅16~18m、高さ8~11mの大小2基を設置。日よけや雨よけの機能を有し、天候に影響されにくい広場の利活用が可能。屋根の側面に設置されているソーラーパネルで発電する電気を使用して動きます。

また、祝祭の広場は2020年度に「グッドデザイン賞」を受賞。多くの建築家やデザイナーが夢見た可変空間が、クレーンや太陽光パネルなどの技術を適切に組み合わたひとつのモデルになったと評価されました。

しかし――

大分市まちなみ企画課・山口武俊参事:
「バッテリーが入っていてボタンを押せば動かせるようになっている。電動式なので」

――こんなに立派な設備があるけど使っていない?

大分市まちなみ企画課・山口武俊参事:
「使っていないですね」