大分県内のインフルエンザの定点当たりの患者数は前の週から減少したものの、依然注意報レベルが続いています。

県によりますと、11月12日までの1週間に県内58の医療機関で確認されたインフルエンザの患者数は1271人で、1医療機関あたり21.91人でした。感染者は前の週の0.85倍で、4週ぶりに減少しています。

保健所別では西部が39.2、南部が32.2と警報基準を超えているほか、大分市でも27.88など依然として高い水準が続いています。

また、15日現在、竹田市の県立久住高原農業高校が学校閉鎖となっているほか、県内9つの市の小・中・高あわせて15校で学年・学級閉鎖が出ています。

一方、県は咽頭結膜熱、いわゆるプール熱の警報を発令しました。1医療機関あたりの患者数が3.42人と警報基準を上回ったためで、特に大分市内で急増しています。

県は基本的な感染対策を徹底するとともにタオルの共有を避けるよう呼びかけています。