大分県内で10月倒産した企業は6件で、負債総額は1年ぶりに10億円を上回りました。

民間の信用調査会社帝国データバンクによりますと、県内で10月倒産した企業は6件で、負債総額は10億8700万円でした。10億円を超えるのは1年ぶりです。

倒産した企業のうち臼杵市野津町の農業法人「ネクストファーム」は旧野津高校の跡地活用事業に公募で選定され、複合施設を運営していました。しかし、過剰な設備投資が重荷となって自己破産し、負債総額は4億6200万円にのぼっています。

今後の見通しについて、帝国データバンクは「人手不足や燃料費などコスト増の影響で倒産件数が増加するおそれがある」と予測しています。