南海トラフ巨大地震と集中豪雨を想定した県総合防災訓練が12日、佐伯市と津久見市で実施されました。
この訓練は大規模災害時の対応能力の向上を目的に毎年開催されているもので、自治体や県警・消防などから約400人が参加しました。12日は集中豪雨と南海トラフ巨大地震が発生した想定で訓練が進められました。
会場の一つとなった佐伯市のスパーク弥生では、今回初めてとなる遺体の安置訓練が実施されました。参加者は被災地から運ばれてきた遺体を洗浄したあと、警察官による検視を経て、身元確認を進める手順を確認していました。
県や関係機関はこの訓練の成果や反省点などを検証し、今後の防災対応に活用する方針です。