花園出場をかけた全国高校ラグビー大分県予選はいよいよ5日に決勝を迎えます。今年も大分東明と大分舞鶴のライバル対決です。

2年連続の花園出場を狙う大分東明。「エンジョイラグビー」を掲げ、準決勝では別府鶴見丘に84ー3で快勝して決勝に駒を進めました。

大分東明・嶺和真主将

(大分東明・嶺和真主将)「まとまるっていうのがチームの目標なので、今の状況はとてもいい状況。(準決勝は)自分たちのペースでラグビーができずに、あまりいい試合ができなかった。決勝はそこを修正していい試合ができるようにがんばりたい」

チームの強みは平均体重98.8キロの強力なフォワード陣です。中でも中心は体重125キロ、17歳以下の日本代表に選ばれたプロップの平山風希選手。パワーを全面に押し出すプレーで相手を圧倒します。

大分東明・平山風希選手

(大分東明・平山風希選手)「ディフェンスを弾き飛ばして前に進んでいくプレーをして活躍したいです。僅差じゃなくて大差で抑えて絶対勝ちます」

フォワードに加え、素早いパス回しを得意としたバックスの展開力もあり、攻守ともに実力を上げてきました。花園への切符をかけた決勝を前にチームは自信を強めています。

(大分東明・嶺和真主将)「自分たちの持ち味である展開ラグビーだったり、モールでしっかり押し切って、トライを取れればいい。舞鶴を圧倒して勝ち切って花園の切符を手にしたい」

一方、去年の雪辱に燃える大分舞鶴。準決勝では玖珠美山に2つのトライを許したものの55ー17で決勝進出を決めました。

大分舞鶴・渡邉僚太主将

(大分舞鶴・渡邉僚太主将)「東明の弱点とか話し合って、対東明をしっかり意識した練習をやっていて、とてもいい雰囲気で勝つ準備ができていると思います」

今年のチームは多彩な戦術やプレーでフィジカルをカバー。さらに攻撃の司令塔を担うスタンドオフの岡本大樹選手を中心にバックス陣で素早く展開する攻撃に磨きをかけてきました。

大分舞鶴・岡本大樹選手

(大分舞鶴・岡本大樹選手)「ゴール前ではどう攻めるかを自分がしっかり判断して、得点につなげていきたいと思います。1点差でもいいから勝つっていうところが大事だと思うので、しっかり気持ちをいれて、がんばっていきたいと思います」

さらに今年は2人のフィジー人留学生が加入。チームにスピードとパワーが加わりました。今シーズンは公式戦で東明に2戦2敗ですが、速いテンポで展開し自分たちのペースに持ち込むことで勝利を目指します。

(大分舞鶴・渡邉僚太主将)「去年自分たちはこの花園予選で悔しい思いをしたので、ここでしっかり先輩たちの分まで勝ち切って、絶対に花園に行きたいと思います」

8年連続となる東明と舞鶴のライバル対決、全国高校ラグビー県予選の決勝は5日の午後3時キックオフです。