大分市で恐竜の着ぐるみ姿で競うユニークな体育祭が開催され、季節外れの陽気のなか、多くの家族連れでにぎわいました。
このイベントは、全国各地で開催されているアメリカ発祥の「ティラノサウルスレース」に着目し、大分市の有志が初めて企画しました。会場となった田ノ浦ビーチには、自前の着ぐるみを着た子どもから大人まで50人以上が参加しました。

参加者は成獣のオス、メス、幼獣の3部門に分かれて、徒競走や綱引きなどに挑戦。恐竜が砂浜に足を取られて転倒すると、会場は笑いと拍手に包まれました。
(出場者)「小学校ぶりです走ったの」「最初恥ずかしいけどどんどん恥ずかしくなくなっていて何でもできるような気がしている」「1位とれたのでよかったです」「暑いです。恐竜ってこんなに大変なんだなと」
11月とは思えない汗ばむ陽気のなか、参加者は慣れない着ぐるみで果敢な走りを見せていました。3日の県内は10の観測地点で25度を超える夏日を観測し、季節外れの暑い一日となりました。
一方、津久見市には帆船が入港し、のんびりと沿岸をめぐる体験クルージングが行われました。マストに帆を張り、風を受けて進む帆船。現在、国内で運航しているのはわずか3隻です。神戸港からやってきた帆船「みらいへ」が津久見市で体験クルージングを行い、およそ10キロのゆっくりしたスピードで沿岸をめぐりました。

また船内では帆を張る体験や、海中に漂うマイクロプラスチックについての学習会なども行われ、乗船客は海についての知識を深めていました。
(乗船客)「帆船に興味があったので来たんですけど、非日常が味わえてすごく楽しかったです」
帆船「みらいへ」は4日、津久見市で行われるふるさと振興祭でも小学生を対象にした体験クルージングを行います。