今回はダイナミックな演技が魅力の器械体操。オリンピックのメダリストも輩出した、大分県佐伯市の佐伯鶴城高校の体操部です。

50年以上の歴史を誇る佐伯鶴城高校・体操部。1984年のロス五輪で団体銅に輝いた山脇恭二さんを輩出しています。

現在部員は男子3人、女子1人の4人。OBでもある外部コーチの専門的な指導を受けながら、最年長の2年生・藤沢菜生選手を中心に練習に取り組んでいます。

(2年生・藤沢菜生選手)「(体操を始めたきっかけは)小学生の時に内村航平選手がオリンピックで金メダルをとったのを見て、僕もあんなことをやってみたいと思って体操を始めました。手先、足先を常に伸ばし綺麗に見せるのが魅力だと思っています」

男子は6種目の合計得点で競います。2022年の県高校総体では、藤澤選手が5種目で勝って総合優勝。また、1年生の宇都宮巧選手は跳馬で藤澤選手の得点を上回り、今後に期待を持たせる健闘をみせました。

(藤沢選手)「ゆかが一番得意で、飛ぶのがメインの種目なんですけど、着地が上手く止まった時がすごく気持ちが良くて一番好きな種目です。」

藤澤選手の得意技はD難度のムーンサルト。2回宙返りしながらひねりを加えます。同じくD難度の後方伸身宙返り3回ひねり。どちらも全国レベルの大技です。

力強い跳馬を見せるのは現在唯一の女子部員、1年生の原優野華選手。男子とは異なる種目もあるため、週末の外部コーチの指導を元に、平日は一人でメニューを組んで練習しています。

(1年生・原優野華選手)「練習の中で新しい技ができた時がすごく楽しいです。点数をもらえたときも嬉しいんですけど、演技をして自分がやりきったときの方がうれしいです」

女子の演技の特徴は「芸術性」です。幅10センチの台の上で演技する平均台とゆかの2種目は、しなやかさに加え、テンポよく技を続けられるか、などの表現力が評価の対象です。

(原選手)「女子特有の表現力をもっと伸ばして、見ている人たちをもっと引き寄せられる様な演技をしたいです」

もう一人の1年生・染矢蒼隼選手は、この春から競技をスタート。体操のダイナミックさ、美しさに感動して入部しました。染矢選手が加わり、団体のエントリーに必要な人数がそろったため、2023年は団体での大会出場を目指しています。

(藤沢選手)「この1年間さらに練習をして来年は初心者の一人も加わり団体3人で試合に出場することができるので、九州大会やインターハイともに死力を尽くして頑張りたい」