大分県は結核患者の割合が全国で2番目に高く、注意が必要として早期発見を呼びかける街頭啓発活動が行われました。
この活動は結核予防会県支部などが24日からの結核予防週間を前に実施しました。会のメンバーや県の担当者らが大分市中心部の街頭に立ち、早めの受診や定期的な検診とともに普及啓発のための募金を呼びかけました。去年県内で結核と診断された患者は119人で人口10万人あたりの患者数は全国で2番目に多くなっています。

(県感染症対策課・池辺淑子課長)「結核は昔の病気でもうなくなったと思っている方が多いが、実は結構多くて昔結核の患者さんが親戚にいたという方はもしかしたら自分も菌を持っているかもと思っていただきたい」
確認される患者の多くは過去に感染していた高齢者が発症するケースで県は「咳や微熱が続く場合は早めに受診してほしい」としています。