九州で初めて佐賀県で確認された豚熱の感染予防に向け、大分県内で飼育されている15万頭の豚を対象に19日からワクチン接種が始まります。

家畜伝染病の豚熱は8月、佐賀県内の養豚場で感染が確認され、大分を含む九州7県がワクチン接種推奨地域に指定されています。

これを受けて大分県は原則県内で飼育されているすべての豚とイノシシを対象にワクチン接種を義務化する知事命令を出し、19日から接種を開始します。対象は45戸の養豚場やペットを含むおよそ15万頭で初回の一斉接種のみすべての費用が免除されます。

(県畜産振興課・武石秀一課長11秒)「生産性が落ちて経営上大きな負担を被ることになるのでワクチンを打つことで感染を防げる」

県は9月中にワクチン接種を完了させる方針で、野生のイノシシへの検査も強化しています。