11歳の少女に対し、夫である男と共謀して性交に及んだとして、強制性交等の罪に問われている女に対し、長崎地方裁判所・佐世保支部は懲役3年6か月の実刑判決を言い渡しました。公判の中で明らかになったのは、男を頂点とする「コミュニティ」と呼ばれるグループの存在、そして「儀式」と称して行われた性犯罪でした。

11月5日、長崎地方裁判所・佐世保支部で開かれた判決公判。
判決を受けたのは長崎県佐世保市に住む無職の女(40)。
ネイビーのスウェットにオレンジのワイドパンツ姿。メガネとマスクを着け、髪を下ろしているため、傍聴席からは表情がほとんど見えませんでした。
判決文などによると、女は2022年8月10日頃、長崎県佐世保市内の自宅マンションで、夫である無職の男(34)と共謀の上、当時11歳だった少女が13歳未満と知りながら「儀式」と称して性交に及んだとされています。

判決は、男を頂点とした異様なグループの存在を指摘。女は男に比べ従属的な立場にあったと認定しながらも、少女に目隠しをするなど犯行に積極的に関与しているなどとして、女に懲役3年6か月の実刑判決を言い渡しました。
【判決の深層へ】「儀式」と称された性交…男を頂点とした"コミュニティ"には11歳少女のほかに実母、友人、きょうだいも…














