大分県由布市の川の砂防ダム建設現場で25日、作業中の男性2人が流された事故で、28日午後6時半過ぎ、行方不明になっていたもう1人の46歳の男性が発見され、死亡が確認されました。

25日午後3時半前、由布市湯布院町湯平地区の花合野川で、川の中に入って砂防ダムの工事をしていた46歳の男性作業員が大雨で増水した川に流され、助けようとした現場監督の男性も流され、行方不明になりました。

現場監督を務めていた大分市寒田北町の秋月誠二さん(69)は当日、下流の由布市庄内町の大分川で発見され、死亡が確認されています。

事故から3日経った28日も捜索が続けられ、午後6時5分頃、流された現場からおよそ3キロ下流の花合野川で、由布市消防本部のドローン映像に人影が映っているのを確認。およそ30分後、消防隊員が行方不明になっていた46歳の男性作業員とみられる1人を心肺停止の状態で発見し、医師が死亡を確認しました。

その後、男性は指紋の照合から行方不明になっていた大分市政所の児玉幸治さん(46)と判明しました。