瀬戸内海で養殖のカキが大量死している問題で政府が近くまとめる支援策がわかりました。

広島県など瀬戸内海の一部では、養殖のカキの最大9割が死ぬなどの被害が確認されています。

関係者によりますと、政府が近くまとめる支援策には、▼被害に遭った業者が政府系金融機関から5年間の実質無利子融資を受けられようにするほか、▼金融機関に債務の条件変更に応じるよう要請することが盛り込まれます。

大量死の要因については、海水温の上昇や海水の塩分濃度の上昇なども指摘されていますが、国と県が詳しい原因究明に取り組むことも中長期の対策に盛り込まれる見通しです。