大雨の影響で道路が寸断され、56世帯136人が孤立していた大分県日田市小野地区で道路の通行止めが解除され、孤立が解消されました。一方、氾濫した川に流され女性1人が行方不明となっている大分県中津市では朝から捜索が再開されています。

56世帯136人が孤立していた小野地区の一部集落では11日夜、道路の復旧作業が終了して通行止めが解除。孤立は解消されました。また、浸水被害に見舞われた大分県日田市の小野小学校では朝から教職員が後片付けに追われていました。この学校では6年前の九州北部豪雨で被災していて、関係者は「河川の改修など行われてきたが、災害の力はそれをやすやすと越えてくる」と落胆していました。

小野小学校・浦塚雄介校長「まだグラウンドなどが土砂に覆われていて、学校を再開できる見通しが立たないのが現状です」

一方、中津市を流れる山国川では近くに住む会社員・奥知恵美さん(58)が氾濫した川に流されたとみられ、行方不明となっています。警察や消防などは11日から増員し、155人態勢で河口付近まで範囲を拡大して捜索を続けています。