大学生2人が死傷した大分県別府市の死亡ひき逃げ事件。発生から6月29日で1年が経つのを前に亡くなった大学生の父親が苦しい胸の内を語りました。
(亡くなった大学生の父親)「あっという間の1年でいまだに実感わきませんし、帰ってくるのかなという夢も見る」
ひき逃げの疑いで公開手配されている日出町の会社員八田與一容疑者(26)は去年6月、別府市の県道でバイク2台に軽乗用車で追突、大学生2人を死傷させ逃走した疑いが持たれています。事件は未解決のまま6月29日で1年が経とうとしています。亡くなった大学生の父親が胸の内を明かしました。

(亡くなった大学生の父親)「(息子は)友だち思いでみんなに優しくて責任感が強く、将来海外にでも行って起業したいという思いがあったみたいで、私にとっては息子であり親友であるという仲だった。非常に残念」
八田容疑者は事件直後にその場から裸足で逃走。およそ12分後には現場から東の方角に2キロ離れた地点まで移動しその後の足取りはつかめていません。
(亡くなった大学生の父親)「逃げ回って何しているんだろうと思うし、1日でも早く自首して社会的責任をきっちり取っていただきたいという思いでいっぱい」
県警によりますと、16日までに八田容疑者に関する情報が650件以上寄せられて新たに情報を公開した5月末から100件以上増えています。
(亡くなった大学生の父親)「1日でも早い逮捕を願っていることは変わりないし1人でも多くの人に容疑者の顔や特徴を覚えていただいて何かあれば協力していただくということを強く願っている」
【情報提供先】 別府警察署 0977-21-2131
