今回は、俳句や短歌などで県内屈指の評価を受けている大分上野丘高校の文芸部を紹介します。

部員11人が所属する大分上野丘高校・文芸部。80年以上の歴史がある部活動で全国大会での最優秀賞受賞など輝かしい実績を残しています。4月に行なわれた県のコンクールでも5部門中3部門で県トップとなる最優秀賞を獲得しました。

(津崎美涼部長)「とても楽しくて新入生がたくさん入ってくれたというのもあって、新しい価値観とかを共有できてとても楽しいです。」

多彩な創作を行なっている文芸部の活動は大きく分けて5つの部門に分かれます。

まずは、「五七五七七」の31音が基本となる「短歌」。こちらは、県で最優秀となった靈鷲流(たまわし・りゅう)さんの作品です。

「とびきりの笑顔が僕の頬撫でる君のポピーになれていますか」

靈鷲流(たまわしりゅう)さん  県コンクール最優秀賞受賞(短歌部門)


(靈鷲流さん)「私、恋愛系の短歌が作りたくて、ポピーはまず花言葉の一つに恋の予感というのがあって、花が咲いたような笑顔が自分をほんわり包み込んでくれてあなたの恋愛対象になっているかなという、恋の心の機微を表しています」

また、自由な形式で情景や心情を表現する「詩」の部門。そして、長い文章となる随筆や小説を執筆する「散文」という部門もあります。

全国的なブームにもなっている「俳句」。県で最優秀となった松田怜奈さんの作品です。

「懶(ものぐさ)を突く寒曙(かんしょ)の鐘一声(ひとこえ)」

松田怜奈さん 県コンクール最優秀賞受賞(俳句部門)


(松田怜奈さん)「これは実体験なんですけど、冬の朝にいつもより早く登校しないといけないときがあって、その時に寒いなとか眠いなとかそういう怠惰な気持ちを抱えながら歩いていたんですけど、その時に(鳴った)鐘の音が澄んでいて厳かでとても美しいなと思ったので、この俳句を作ろうと思いました。」

文芸部では、年に1度、部員の作品や活動などをまとめた「文芸部誌」を発行しています。文芸部誌も、コンクールの一部門で、デザイン性や企画内容などが評価され、4月のコンクールでは最優秀を受賞しました。

個人での創作活動がメインとなる文芸部ですが、週に1度、部員同士が評価する「合評会」という活動を通じて作品の完成度を高め、次の大会となる夏の「高校文芸」でも各部門で頂点を目指します。