新型コロナが5類に移行してから2週間あまり。大きな打撃を受けた飲食業界は、いまある変化がみられてます。
新型コロナ5類に移行で店の売上も3倍以上に
吉田記者「午後8時の大分市の商店街です。5類に移行して2週間。多くの人が行きかい、にぎわいが戻りつつあります」
(街の人)「毎日飲んでます。もうやっと戻ってきたなというかんじで」「5月8日で変わったんだから、楽しまなきゃ損かな」

人通りが増えつつある大分市中心部にある「おおいた元気横丁」。地鶏料理や韓国料理など、ジャンルの違う複数の飲食店を一度に楽しむことができ、若者やビジネスマンを中心に人気を集めています。
リニューアルオープンしたちょうど1年前はわずか1店舗しか入っていませんでしたが、現在はカキ小屋や寿司店など5つの店が軒を並べ、新規出店の問い合わせも相次いでいます。
寿司店うおかめ・川邊涼介さん「最初の頃の苦労っていうんですか、年が明けるまではかなり大変な思いをしたので、今はようやく商売になってきたかな」

寿司店を営む川邊涼介さんは、現在の「元気横丁」の中では最初に営業を始め、苦しい時を乗り越えてきました。マスクを外して営業するなど、コロナの収束が進む中、なかなか集まらなかったアルバイトの人繰りにも変化があったといいます。
寿司店うおかめ・川邊涼介さん「抗原検査センターがいま終わってしまったみたいで、そこに元々ずっといらっしゃってた方が、最近アルバイトで来てくださるようになった」
去年は1日1組しか客が来ない時期もありましたが、5類に移行したいまは平均15組が来店し、売上も3倍以上になりました。
寿司店うおかめ・川邊涼介さん「助かりますね。人の動かなさが売り上げに直結するので。自由に食事ができ、出かけられるのは飲食店にとってはプラスになってると思います」
一方で、酒の供給が今後滞る可能性があります。大分市中島地区の大平酒店には蔵元からある通知文が届きました。