アレルギー防止や健康志向から最近注目されているグルテンフリー。自身のアレルギー症状や病気をきっかけに専門店をオープンした2人の女性店主の思いに迫ります。

グルテンフリーとは、小麦などに含まれるグルテンを摂取しない食事や食品のことです。

大分市仲西町にあるカフェ「フェリスダイニング」では小麦粉を使わない食事を提供しています。オーナーの平野美穂さんは、22歳の時に小麦アレルギーを発症したことをきっかけに店をオープンしました。

(平野美穂さん)
「湿疹が出て呼吸困難になりました。外食が大好きだったんですけど、そこから一切出来なくなったので、同じ思いを持っている人と外食を楽しめたらなと思って始めました」

平野さんは自身の経験からアレルギーのある人でも安心して食べられるレシピを研究。中でもパスタ麺は小麦の代わりに米粉を使いましたが…

(平野美穂さん)
「米粉自体は若干もちもちするんですけど、麺にしちゃうと切れて麺にならないので苦労しました」

もっちり感を出すため色々な粉を試し、たどり着いたのがタピオカ粉を入れることでした。ただ、米粉が湿度の影響を受けやすいため毎日、配合を調整しながら作るそうです。

(平野美穂さん)
「食べて欲しいなという一心でしたね。アレルギーのない方が食べても味に大差がない、おいしいものを作るように頑張りました」

お店の一押しメニュー「チキン南蛮」。鶏肉の衣には片栗粉を、甘酢だれは米酢とグルテンフリーの醤油を使っています。

チキン南蛮(1430円)


(平野美穂さん)
「アレルギーのある方もない方も一緒に食卓を囲めるというのはうれしいので、ぜひ外食してもらいたい」

一方、キッチンカーで大分市内を巡っている「ノマディキッチン」。グルテンを含まないオートミールで作ったスイーツを販売しています。

(利用者)
「オートミールをちょっと前まで私も摂っていて興味がわきました。そういうお菓子を食べたことがなかったので食べてみたいなと思った」

店長の村武絵梨さんは、お腹の不調の症状があるIBS=過敏性腸症候群で悩んでいて、小麦を摂取しない食生活に変えたところ症状が改善したそうです。

村武さんはスコーンをはじめ、シフォンケーキやチーズケーキに小麦粉を使わず、オートミールで作っています。

(村武絵梨店長)
「小麦が食べられないとか、グルテンにしたいという方が結構、多く通ってくれるので反響が大きいと思います」

キッチンカーという目新しさもあり、この日はオープンから30分で売り切れの商品が出るほどの人気ぶりでした。

グルテンフリーのスコーン


(利用者)
「自分も食べる時に気を付けるので事前にわかるといいなと思います。帰っておやつに食べます」

(村武店長)
「今後はもっと多くの方にオートミールのスイーツを知ってもらって、キッチンカーだけでなく店舗に卸していけるようにと考えています」