大分県津久見市で早春に咲き誇る「河津桜」。まもなく見ごろを迎えるのにあわせて、食なども楽しめるイベントが始まっています。

濃い桃色の花びらと早咲きが特徴の「河津桜」。大分県津久見市の四浦半島では2004年の台風水害をきっかけに復興のシンボルとして植樹されました。5000本を超える桜並木は今が三分咲きといったところで、これから見頃の最盛期を迎えようとしています。

(観光客)「ピンクが濃くてきれいです」「癒されに来た」「春を感じますね。そろそろ暖かくなりましたし、春を待っています」

開花にあわせて四浦半島では3月5日まで3年ぶりに豊後水道河津桜まつりを開催しています。

(津久見市観光協会・紺田猛事務局長)「3年ぶりに開催ということで多くのお客さんが来てくれるイベントなので、津久見市としてもかなりの誘客ができると期待しています。2月の中旬から下旬が見頃になるかな。今年は例年よりも少し遅い状況ですね」

つくみイルカ島の駐車場に設けられたまつり会場「さくらSA」では開花情報を紹介しています。花見の名所巡りの前にぎょろっけやミカンなど地元の味を満喫するのもおすすめです。

(来場者)「みかんは柔らかくて甘くておいしかったです」「にぎわっていて、いろいろな出店が出ていて楽しい」「子どもも楽しめて家族も楽しいのでいいですね」

まつり期間中は津久見駅から定額タクシーが運行されていて、利用金額の3割が補助されます。また、2月中は津久見市内の対象店舗で指定されたアプリでキャッシュレス決済すると最大20%が戻ってくる桜キャンペーンも実施。今だけのお得な旅行を楽しむことができます。

(津久見市観光協会・紺田猛事務局長)「九州一早い春の訪れという形で売り出していますので多くのお客さまに津久見市を楽しんでほしい。よければ二度三度と繰り返しお越しいただけることを期待しています」

一足早い春を満喫できる四浦半島の河津桜。地域が一体となって作り上げた絶景が待っています。