「書の甲子園」といわれる国際書道展で、これまでに2回の団体優勝を成し遂げた中津北高校。部員たちの実力に迫ります。

部員26人が所属する中津北高校書道部。「書の甲子園」といわれる国際書道展で2回の団体優勝(2011年度、2014年度)を成し遂げるなどの実績のある部活動です。

(末永愛佳部長)「(部活動では)大会に出品する作品を含めた字の練習や依頼、学校行事におけるパフォーマンス練習などをしています」

個人でも数多くの全国表彰者を輩出しており、今年度も2人の3年生が全国大会で輝かしい結果を残しました。

墨汁をたっぷりと含ませた筆を力強く走らせる朝田花香さん。勢いと迫力のある書が評価され、高野山競書大会で全国2位にあたる文部科学大臣賞を受賞しました。

(朝田さん)「もう一度基礎からやり直そうと思って、一生懸命に今まで以上に練習を頑張っていたので努力が報われたなと思います。(将来は)小学校教諭として大分県の書写教育に尽力できればいいなと思っています」

一つ一つの線を丁寧にしっかりと書いて作品を仕上げる戸次李歌さん。今年度、2つの大会で日本一に。全国2冠という快挙を成し遂げました。

(戸次さん)「人とのつながりで変わってくる書道がすごく面白いなと思っています。最終的には中津北高校の書道部の教員になりたいと思っています」

この日、1、2年生の部員は吹奏楽部とコラボして翌日に披露する書道パフォーマンスの最終調整を行いました。今回は中津警察署からの依頼でパフォーマンスを通じて交通安全を呼びかけます。

躍動感あふれる動きで筆を走らせる書道部のメンバー。地域を元気にする役割も担いながら書道大会での日本一を目指します。

(末永部長)「夏に書の甲子園という大きな大会があるのでそれに向けてみんなで力を一つに日本一という大きな称号を取り戻せたらいいなと思っています」