男子新体操でジュニア世代を中心に全国トップレベルの選手を輩出している「別府RGみやび」。将来の新体操界を担う期待の中学生選手を取材しました。
大分県内唯一の男子新体操クラブ「別府RGみやび」。現在5歳から17歳まで15人が所属。全国制覇した中学生選手を輩出している名門クラブで、去年も中学3年生の吉澤昴選手が全日本ジュニア新体操選手権で個人総合3位に輝きました。
(吉澤キャプテン)「優勝を狙っていたのでその中でミスが出たというのは少し惜しいなと思いました」
吉澤選手はミスはあったものの、迫力ある演技と類まれな表現力を武器に全ての種目で上位入賞し、総合3位という結果を残しました。
男子新体操は使用する道具別に4つの種目で競われます。2本の手具を器用に操る「クラブ」。1本の紐でダイナミックな技を繰り出す「ロープ」。2つの手具で華やかに演じる「リング」。長さ90センチで、手具と一体となって華麗に舞う「スティック」です。
日本発祥の男子新体操は力強い跳躍や転回運動に加え、次々と繰り出される高度な技で観衆を魅了します。
(吉澤キャプテン)「男子新体操の魅力はハラハラ感とかっこいいなと思えるところがたくさんあるのが男子新体操だと思います。次は高校なのでインターハイで優勝できるように今がんばって練習しています」

団体演技を披露してくれたのは5歳から小学4年生までのキッズチーム。やはり憧れるのは吉澤選手です。吉澤選手を6歳の頃から指導している佐藤雅和代表は「誰にも出来ない表現力を吉澤選手が持っている。見ていて私もゾクゾクします。誰が見てもあの演技は特別な演技だと思います」と話します。
吉澤選手に続けと練習を重ねるクラブのメンバー。技術の向上を図り2月に福岡で行われる大会に挑みます。
