夏の高校野球大分大会は、準々決勝の2試合が行われ、ベスト4が出そろいました。第1試合では大分商業のプロ注目投手が投じた150キロを超える速球に、スタンドがどよめきました。

第1試合は、第2シードの大分商業に、ノーシードから勝ち上がってきた佐伯鶴城が挑みました。

試合は2回裏、鶴城が1アウト2塁から、8番の山岡(1年)がセンター前に運び、1点を先制します。

大分商業は4回表、ランナー1人を置いて6番木村がレフトへの2ランホームランを放ち逆転すると、さらにスクイズも決め、この回あわせて3点を奪います。

2点を追う鶴城は、6回裏に4番・嶋原のタイムリーツーベースで3ー2と1点差に詰め寄ると、大分商業はエース平田がマウンドへ。

侍ジャパンの元監督で、プロ野球ファイターズの編成最高責任者、栗山英樹さんをはじめ、スカウトらがネット裏から熱い視線を送る中、平田は自己最速の152キロをマークし、球場がどよめきます。

しかし粘る鶴城は、代わった平田から、8番山岡がレフト前にタイムリーヒットを放ち、3‐3の同点に追いつきます。

追いつかれた大分商業は8回表、ノーアウト満塁から4番伊東が犠牲フライで勝ち越すと、さらに6番木村にもタイムリーが生まれ、終盤に2点をリードします。

大分商業の平田は、ストレートを軸にしたピッチングで相手を押し切り、5‐3で大分商業が勝利しました。

(大分商業キャプテン・平田玲翔選手)「体もキレていたので、調子はめっちゃ良かったと思います。次は挑戦者として明豊を食ってやる気持ちでやっていきます」

(佐伯鶴城キャプテン・河野主侑選手)「この2年半は野球にかけてきた価値のある時間だなと、今改めて思いますし、最後よくここまで戦ってきたなって思っています」

また、栗山英樹さんは、大分商業の平田に対し、「スピードというよりもボールの質が本当に良い。こういう質の良いボールを投げるピッチャーはなかなか出てこないので、本当に楽しみだなと思います」と語りました。

このあとの第2試合は、大分舞鶴が7ー4で大分高校に勝利しました。

この結果、23日の準決勝は、明豊対大分商業、津久見対大分舞鶴の対戦となりました。