高病原性鳥インフルエンザの疑い例発生を受けて、大分県は発生農場から半径10キロ以内の農場にニワトリや卵の移動自粛とともに消毒の徹底を要請しました。
(広瀬知事)「悪い結果が出れば、ただちに行動を起こせるよう準備しておく」
県の対策本部会議では高病原性鳥インフルエンザ疑い例への対応を協議しました。発生した養鶏場には生きたニワトリや排泄物などの移動、それに関係者以外の立ち入りを制限、また、発生農場から半径10キロ以内の「搬出制限区域」にある佐伯市と豊後大野市の7つの農場に対しては、ニワトリや卵の移動自粛と消毒の徹底を要請しました。
遺伝子検査の結果は17日の午前8時ごろに判明する見通しで、陽性が出れば農林水産省と協議した上でただちに殺処分などの防疫作業に着手する方針です。
高病原性鳥インフルエンザをめぐっては今シーズン全国でこれまでに養鶏場などで59件の発生が確認され発生件数・殺処分数ともに過去最多となっています。