基地問題を「自分ごと」として捉える必要性

基地問題というと沖縄の米軍基地が話題にのぼることが多いが、実際には自衛隊の基地は全国に多く存在する。特に九州は基地が多い地域だ。

加藤氏は、基地というとメディアなどで賛成・反対という取り上げ方がされることが多いが、本当に大事なことは、その基地がどういう役割を持っているかなど事実を知り、自分たちの生活にどんな影響があるか考えることだと強調する。

防衛予算は今や10兆円近くに達するが、私たちの税金で賄われている。その分どこかにしわ寄せがこないだろうか。また、基地が近くにあることは、有事の際に危険を伴うことはないのだろうか。その点では原子力発電所と似た性格を持つ。こうしたことを「自分ごと」として考えたいと指摘する。

近年の紛争を見ても、アメリカ、イスラエルのイラン攻撃やロシアのウクライナ侵攻、ガザ地区の状況など、学校や病院を含む一般の住民が大きな被害を受けている。

戦争は必ずエスカレートする。こちらが射程1000kmのミサイルを持てば、相手はそれを上回る能力で対応しようとする。

健軍地区は住宅地で、学校や病院もある。その安全性や有事の際の住民の避難路など、国は具体的な安全対策を講じ、説明しないといけないと加藤氏は語る。