スーパーボランティア尽きない「学びへの意欲」

1期生の中には、日出町の尾畠春夫さん(86)の姿もありました。スーパーボランティアとして全国に知られる存在ですが、なぜ入学を決意したのでしょうか。

尾畠春夫さん:
「私は小学4年までしか義務教育を受けていません。『うちでお前は養ってやれん。飯を食わしてやれないから村で一番大きな農家に奉公に行け』と言われました。勉強はしたかったけど、奉公に行っているからできないですよね」

7人きょうだいの3男だった尾畠さん。小学5年生から奉公に出され、中学にはほとんど通うことができませんでした。

鮮魚店を営むようになってからは、独学で勉強を続け、学びへの意欲が尽きることはなかったといいます。

尾畠春夫さん

尾畠さん:
「引き算と足し算は最低しないといけない。かけ算もしないといけないし、それは店が終わってから長いときは朝3時くらいまで1人で勉強していました」

今でも新聞を見て、読めない漢字があると書き出して調べるのが日課となっています。

尾畠さん:
「小中高の子どもから『おじちゃん、ちょっと王様の王を書いてみて』『玉を書いてみて』と言われたときにそんなの知らんわって言うのもなんか恥ずかしいから。自分ができることをやって、卒業するときは90歳か91歳でしょうね。最後まで行って卒業式に出られればの話よ」