今年も残すところ2週間あまりとなりました。クリスマスや年末年始に向けて年間で最も需要が高まる、花の出荷が最盛期を迎えています。
大分市にある大分園芸花市場では、年末年始に向けて需要が高まる花の競りが16日朝行われ、いつもの1.5倍ほどの花が取り引きされました。中でも、クリスマスや正月用に人気を集めるピンクやオレンジ色の菊をつかった華やかなアレンジメントやナンテンなどが出荷の最盛期を迎えています。
(大分園芸花市場営業部販売課・競り人 大森靖之さん)「いままで暖かったのでそこまで生育が進んでいなかったけど、ここ数日で冷え込んだので品物的には上質なものが揃うようになっていると思います」
物価高や円安などの影響で、外国産の花は例年より1割から2割ほど値上がりしています。一方で、新型コロナの制限緩和により経済活動が活発化していることから国内産の花の需要は高まっているということです。
(大森靖之さん)「神様にまつわるような松やセンリョウといった花もあるので、それを用いてみなさん家庭で明るい年末年始を過ごしてほしいと思います」
クリスマスや年末年始に向けた花の出荷は来週末まで続きます。