寒風吹きすさぶ中、締め込み姿の男衆が神輿を担いで川を渡る「裸祭り」が、大分県豊後高田市で行われました。
900年以上の歴史がある豊後高田市の若宮八幡神社秋季大祭「裸祭り」は、日本三大裸祭りとして知られる伝統の行事です。


初日に行われた「お下りでは、神輿が本宮から曳き出されます。日が落ちると、高さ16メートルの大松明に火の矢が放たれ、火の粉が舞う中、締め込み姿の男衆90人が神輿を担いで桂川の中へと進みます。
肌を突き刺すような寒さの中、担ぎ手たちは威勢のいいかけ声を響かせながら川を渡り、祭り客からは大きな拍手と歓声が上がりました。

(祭り客)「すごかった」「感動です。こんなに近くで見たのは初めて」
(担ぎ手)「例年よりすごく寒かったが、地元の歴史ある行事としてしっかり盛り上げることができた」

神輿は対岸で別の担ぎ手たちに引き継がれ、下宮へと運ばれます。最終日の7日には、再び本宮へ戻りました。地元の人たちに大切に受け継がれてきた裸祭り。今年も昔と変わらない師走のふるさとの風景が広がりました。



















