中学生の硬式野球で九州代表として全国大会出場を決めた「大分東リトルシニア」。大分県内屈指の強豪クラブを取材しました。

大分市を中心に県内各地から1、2年生35人が所属している「大分東リトルシニア」。去年、日本選手権九州大会で優勝。今年も10月に行われた九州大会新人戦を制して全国への切符を手にしました。

(荒巻一太キャプテン)「しっかり声を出して皆で繋いでいって点を取れるチームです。(硬式は)高いレベルでプレーするので技術や心の向上が見られます」


3番でショートを守るキャプテンの荒巻一太選手は、攻守の要となり堅実な守備と粘り強いバッティングでチームを牽引します。ピッチャーは2枚看板。宮城凌成投手は130キロ台前半の力強いストレートとスライダー、フォークを投げ分けてバッターを打ち取ります。

(宮城凌成投手インタ)「三振も取りたいですがどんどん打たせて取るチームを盛り上げていくようなピッチングをしたいです」


肘の故障で、走り込み中心の練習に取り組むのは浦松里吏投手。優れた投球術でエースナンバーを背負います。

(浦松里吏投手)「背番号1でエースとしてチームを勝利に導きたいです」


キャッチャーの三好晟選手はボールを後ろに逸らさないブロッキングの技術に優れ九州大会では優秀選手賞を受賞。投手陣を巧みにリードします。

(三好晟捕手)「ピッチャーの力を最大限発揮できるようにキャッチャーとしてしっかり引っ張って行きたいと思います」


4番を務めるのは田村凜之介選手。チャンスに強い打撃で九州大会のMVPに選出。一振りで試合を決めます。

(田村凜之介選手)「大事なところでヒットが出るようにしっかりとこれから練習して打てるように頑張りたいです」


チームの特徴は堅実な守備と、どの打順からでも得点ができる切れ目のない打線。この冬、更に守備の精度を高め体力強化で打撃力もアップ。来年3月の全国選抜大会に挑みます。

(荒巻一太キャプテン)「九州ナンバーワン代表として出るので恥じないプレーをしてしっかりと良い結果を残して帰ってきたいと思います」