秋晴れの空の下、高校生たちが躍動しました。大分工業高校伝統の体育大会が行われ、60年近く受け継がれるユニークな競技の数々に生徒が挑みました。

先輩から代々受け継がれてきた独自の応援歌で幕を開けた大分工業高校の体育大会では、3学年995人が学科ごとに6色のチームに分かれて競いました。

(3年生)「一生忘れられない一日にしたいです」「きょうはぶちかましたいと思います」

大分工業の体育大会でお馴染みなのがユニークな競技の数々。「ガチョウとカメ」では、ペアが組体操のような体勢になってボールを運ぶとー今度は亀のようになって10メートル歩きます。こうした競技は、なぜはじまったかはわかりませんが、少なくとも60年前から続いています。

さらに「馬と蛸」では、騎馬を組んで進んだ後、帰りは4人4脚。心を一つにして何とか前進していきます。

(3年生)「下級生を引っ張っていく立場になったので、前年度より気合が違いますね」「3年生になったら恥じらいを捨てていっぱい声出せるようになったのでよかったです」「高校最後の体育祭なので思い切り楽しむ日にしたいです」

生徒自ら準備して本番を迎えた大分工業の体育大会。昔と変わらずグラウンドには熱い声援と笑顔があふれ、生徒にとって大切な思い出となったようです。